「仕事が多すぎるよ‼」と嘆かずに、ちょっとスケジュール見直しませんか?(優先順位その3)
皆さんこんにちは
さて、また前回の復習ですが、私の部下の「彼」の仕事が溢れてしまったのは仕事の優先順位が、頼まれた時期と納期という「時間」だったからでしたね。
「納期に間に合わなきゃ仕事じゃない」その通りです。
では、その納期いつ決まったんですか?
「そりゃ、オーダーされた時に決まってるじゃない‼」
そうですね。
ということは、仕事のオーダーは、上司からも他部署からも来ますから、多くのオーダー元から希望納期をオーダーされた方は受けることになります。
さて、「納期を守るのは当然」と仰るあなた、この事例の彼は「3か月前」、「1か月前」に、それぞれ別のオーダー先からオーダー受けています。
しかも、「3か月前」のオーダーは、「こちらの必要に応じて対応してほしい」という、随意オーダーです。
貴方なら、オーダーを受けた時に確実にできるできないの判断ができたと言えますか?
「だからそもそも、他部署なんかの依頼を気軽に受けること自体…」ストップ‼
その話は、もう終わっています。
例え上司からのオーダーでも多くのオーダーが、上司の希望納期で出ますから、「オーダーのタイミングと納期」を基に優先順位をつける方にお聞きしているのです。
3か月前の随意オーダー、1か月前に入った今日が納期のオーダー、そしてプロジェクトの5日後実施のオーダー。
「3か月前は無理でも、1か月前のオーダーは、プロジェクトで忙しくなるのが、見えていたわけだし、断れたな。」
そうですね。
1か月前なら、既にプロジェクト始まってましたもんね。
でも、プロジェクトの納期は、新規事業の立ち上げですから、ずっと先、1年近くなります。
1か月前の他部署のオーダーより、オーダータイミングは確かに早い、でもこの事例の他部署オーダーの納期は1か月、「彼」にとっては今日です。
「忙しくなるのが見えていたから断る」というのは、オーダータイミングとも、納期とも関係ありません。
しかも、逆にできる仕事、やるべき仕事も断ってしまう可能性があります。
「今回のコラムは、少し回りくどいな」なんて思ってます。?
すいません。
でも、私はこの「オーダータイミングと納期」を優先にして、多くの仕事を抱えて苦しんでいる部下を何人も見ているのです。
中には、精神的に追い詰められて体調を壊してしまう方もいました。
そのような方は、真面目で誠実な人柄の方が多かったです。
このコラムの中にも、同じ苦しみを味わっている方がいるのではないでしょうか?
何故そうなるのでしょう?
それは「オーダータイミングと納期」の優先順位は、仕事量をコンロールすることができないからです。
「忙しい」では、そのコントロールはできません。
もっと、客観的にコントロールできる方法があるのです。
「貴方の時間は、貴方のもの、人に奪われるな」とコラム「仕事をサクサク進める3つのコツ」でお話しました。
自分の時間を果てしなく、上司や社内の他部署や同僚に奪われて、言葉は悪いですが奴隷のような気持ちで働くのはもう止めましょう。
自分の時間の主人は自分です。
それを皆さんに言いたくて、ついつい長くこの話をつづけました。
さあそれでは、自分の時間の主人になる具体的な、優先順位付けとスケジュールの作り方に入りましょう。
というところで、今回も長くなってしまいました。
実践編は次回からとしましょう。
ご期待ください。
業績改革メソッドラボ
代表 山﨑智之
*会社の業務改善にはこのHPの「サービス内容」も是非ご覧ください。